80年代に日本車がレースで活躍し始め、世界でも日本車のスポーツバイクが人気を博していた。スポーツバイクブームの中、増え始めた事故によってスポーツバイクは危ないという意識と、保険料等が高くなった事でスポーツバイクは人気を失っていった。

窮地に立たされたDUCATIは1993年に初のネイキッドモデル、M900を誕生させた。これまでのイメージとは程遠い希代のバイクは、DUCATIの思惑通りスポーツバイクよりも安価で維持できた。デビューと同時に散々な酷評を受けたが、車体を構成するフレームやエンジンは、スーパーバイクに使われていた性能の良い物をストリートに適正化したものだった。軽快なハンドリングとトルクフルなL型ツインエンジンにより、人気車種に定着するまでにそう時間はかからなかった。

BITO R&Dはトータルバランスに主眼を置きコンプリートマシン開発に着手した。エンジンはハイコンプレッションのコスワース94㎜ピストンとFCR39㎜で出力UPした。JBマグタン、フルチタンマフラーで軽量化を図った。また、当社オリジナルブレーキシステムを換装した事によってブレーキの初期動作が格段に良くなった。

The BITO R&D modified DUCATI M900 captivates with its alluring 2in1 muffler pulses and an exceptionally smooth acceleration without sacrificing the quick response and unique torque development that is characteristic for L-Twins. Its supreme riding comfort and seemingly limitless acceleration power make the JB-POWER M900 a machine that will reshape your image of DUCATI.